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厨房
2023/04/18
飲食店の開業にあたり、開業費用の膨大さに唖然としてしまった人もいるのではないでしょうか。
たとえば冷蔵庫などをはじめ、高額な厨房器具すべてを一気に購入しようとすると、費用がかさみ開店後にも負担が大きくなっていきます。
そこで出てくる選択肢が、リースです。
今回は、飲食店の厨房器具を揃えたいときに、購入とリースどちらが良いのかをご紹介します。
リースと購入どちらにも、メリットとデメリットが存在します。
ただし、状況によってどちらの方が向いているかは変わるため、すべてのケースに当てはまるとは言い切れません。
ぜひご自身がどちらにあうかを、照らし合わせてみてください。
まずは、リースのメリットからお伝えしていきます。
リースでは銀行の融資枠を使うことなく、厨房機器としての資産を得ることができます。
新品の厨房器具を買うのはリース会社であり、厨房器具そのものを担保に分割払いをしていくイメージです。
分割して払っていくことができるため、できるだけ融資としての借金をおさえたい人や、開店後の資金を残しておきたい人に向いています。
月々のお支払い額はリース会社と一緒に決めて払うものなので、資金計画を明確にすることができます。
お店を開けてからは予想外の出費がある可能性があるほか、思っていた通りに経営がうまくいかないケースもあるはずです。
だからこそ、月々の支払額は安定していると、計画をたてやすくなります。
計画通りにお店を閉めるときにも、そうでないときにも、厨房器具をどうすべきかは考えなくてはいけません。
お金を払って業者に引き取ってもらうほか、購入希望者を自分で探すなどの手段がありますが、理想の通りに処分が進まないことも。
リースの場合には基本的にリース会社が引き取るため、急な廃業でも処分に悩むことがありません。
一見すると良いところばかりのリースですが、デメリットもおさえてから契約に進みましょう。
デメリットも紹介してきます。
リースはそもそも、審査に通らないと利用することができません。
リース品に対して支払いが続けられるのか、支払い能力があることが証明できる必要があります。
基準はリース会社によって異なるので、まずは複数のリース会社へ問い合わせをしてみるのがおすすめです。
リースを利用するぶんの手数料がかかるため、直接購入するときと比べると、総合的な支払額が増えてしまいます。
一度に払う金額が減ることや、初期費用としての負担が軽くなることをふまえた上で、ビジネスとして必要経費であると割り切る必要があるでしょう。
では、購入のメリットもご紹介していきます。
リースのように手数料がかからないため、販売価格がそのまま購入額になります。
必要以上の購入費用をかけたくない、とかたくなに考えているなら、選択肢は購入一択ではないでしょうか。
リース品はあくまでリース会社の持ち物ですが、購入してしまえば自分のものとして扱うことができます。
とはいえ雑に扱いたいと思うことはないはずなので、日々のケアをおこたらず大切に厨房器具を扱うクセはつくかもしれません。
購入のデメリットについても、ご紹介していきます。
すべての厨房器具を一気に購入する、という響きはかっこいいかもしれませんが、運営のための資金は減ってしまいます。
多くの経営者は運営資金を可能な限り残し、お店をまわしていこうと考えるものです。
開店前から経営の幅を狭めてしまうのは、得策とは言えないかもしれません。
青色申告をする場合には30万円、白色申告の場合には10万円以上の経費の計上で、減価償却が必要になります。
たとえば冷蔵庫や製氷器、作業台などは、減価償却が必要な金額になりやすいです。
減価償却が必要な対象物が増えるほど、経理にも手間がかかってしまいます。
多大な予算がある場合には、厨房器具は全て購入してしまうのでも問題ないでしょう。
とはいえそのようなケースはまれなので、できれば開店した後にも使うための資金として残しておくと安心です。
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